天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ

「アリアリ、こんにちは」

「あ、アリアリ?」

真晝の呼んだ奇妙な渾名に、アリスカは少し目を丸くする。

それでも挨拶をしたきり、すぐに本へと視線を移す真晝。

「…………」

所在無く、アリスカも手近な席に座った。

…二人きり。

昼休みを思い思いに過ごす生徒達の喧騒が、ここでは遠く聞こえる。

まるで別世界のようだ。

静まり返った図書室に、真晝のページを捲る音だけが響いた。