そう言って、

愛はとても穏やかに微笑んだ。

俺もとても穏やかな気持ちだ。
同時に、少女の顔が思い浮かんだ。


泣かせたままだったな…。
仲直りをしよう。

そしてもっと、色々なことを話そう。


そうだ、春が来たら、
桜を見に行こう。

君はきっと、喜ぶだろう。






愛、約束するよ。

俺は忘れないから。

この美しい世界に
誰よりも、美しい君がいたこと。

例え明日が醜くても
それだけで愛していける気がするんだ。





さよなら、愛。