再び閉ざされた部屋に、少女と二人。
少女はまだ、眠っている。
美しい少女だとは思う。
彼女は運が悪かったのだろう。自分とこんなところにいては、どうあっても幸せになることはできない。

少女が目覚めたとき、少女は自分を恨むだろうか。自分のように狂うだろうか。
それを想像して、また吐き気がした。

「…ん…」