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命が、揺れる。

重ねてきた罪は重く、
簡単に償えるものではなく。

俺が軽いと思っていたものが、
これほど重く俺にのしかかる。

俺には、
戦うことよりも、
倒すことよりも、
今は何より、
許されることが必要で。

父に感謝した。
母に感謝した。
兄にも、悔しいが感謝だ。

生きることは、
こんなにも重い。

何故生きているのかなんて
考える暇もないほどに、
足早に時は過ぎ去って。

まだ、春は遠くて。

愛しい君を、
迎えに行くのは、
もう少し先になりそうだ。