これが私の幸せなんだ。


「あ、じゃ、少し休憩しません?」


「お!美樹の意見に賛成〜♪」


「そうだな、疲れたな。」







「うん……って、俺ん家着いてから3人共ペンすら持ってないじゃん!!」



「まぁまぁ、そう堅いこと言うなよ〜。」


「あ、私コンビニでなんか買ってきます!!」


「じゃ、お願いしようかな!」


「あ、待て、美樹!俺も行く!」



「「いってらっしゃ〜い」」







「1人で行けますのにー。」


「お前なぁ…あの状況だぞ?あの2人がベタベタしだしたら、俺が1人でどうしろっていうんだよ!」



「あ、そっか!全然気付きませんでした!」



松さん宅から、コンビニまでさほど遠くなく、あっという間に着いた。



「優香は、ミルクティー。
松さんは、コーラで、私は、カフェオレ。

柊さん、どれがいいですか??」


「……。」


「柊さーん!」


「さん、いらない。」


「あ、し、柊は、何がい?」


そう言うと、頭をなでてくれた。


「上出来だ。俺も、美樹と同じのでいいよ。」



言った後も照れ臭くて、柊の目を見れずにいた。



コンビニを出て、柊の現状を聞きながら松さん宅に着いた。




柊のよみは、的中していた。



ガチャッ!

「ただい…」


「わ!お、おかえり!!早かったな。」


「ちょっと、優香…」


「いや、2人とも行っちゃったし、なんかそんな感じになっちゃって。」




「大丈夫!手はまだ出してない!」


「そういう問題じゃ…」




「まぁ、とりあえず座ろ、美樹。」