「電車に乗ろうとしてた健を見つけ、
腕を引っ張り、電車から降ろした。
お前が別れたい原因は、あの男だろうって。お前を誰より愛しているのは、俺だ。って。
隼人を庇うたび、殴られた。
俺はこんなに愛しているのにって…
だから…だから私は、隼人との別れを決意した。
わかってる。
健は私を愛してなんかない。
必要なのは、私の体とお金だけ。
でも…私を必要としてくれたから…
何もない私に、愛をくれたから。
だから、健といることに決めたの。
私が健をとったの!!
殴られたあとも、ごめんな。でも、俺はお前が好きだから。俺だって、したくてしてるんじゃない。お前を誰にも取られたくないんだって。
優しいの、健は。
だから、あんたらに心配される筋合いなんてどこにもない!」
優香は泣き崩れた。
少しでも、香奈をうたがってしまった自分が許せなかったみたいで。
