「ほら、立て!!」
「痛っ!!」
「え…お前、足!!」
「へへ…くじらせました。笑」
「へへ…じゃねぇだろ!!
うわ、凄い腫れてるじゃん。
すぐに冷やさないと…
これなら、松の車でこればよかったな…
まぁ、とりあえず、ほら!」
しゃがんで、後ろに手をのばしてきた。
「ほら!早く乗れ!!
日が沈んだら、俺も帰れなくなる!」
「は、はい…」
おんぶされるなんて、
小学生の時以来だ。
「なにがあったかは知らねぇけど、とりあえず仲直りしろよ?
優香ちゃんも、お前のこと心配してたぞ。」
「…はい。」
「ん?どうした?なんかあったか?」
「正直に答えて下さい。
柊さん、優香のこと好きなんですか?」
「…….………。」
