これが私の幸せなんだ。



「今日の夜、BBQしねぇ?」

「お!松、いいこと言うねぇ!!
そういやぁ、ここの隣にBBQ出来る施設があったよな!最後の夜だし、パァっとやろうぜ!!」


松さんと、隼人さんの提案に賛同し、
車で材料調達へ向かうことになった。




「わー!魚が泳いでる!」


生簀の中には、イワシ、うなぎ、そのほかいろんな魚が泳いでいた。


「よし!これ位でいいだろう!」


「結構、買っちゃいましたね。」

「こんなもんだろ?お前がほとんど食うんだろ?食いしん坊さん♪」


「こんなに食べれませんよ!
しかも、食いしん坊なんかぢゃないです!!」



「そうだな!美樹ちゃんは可愛くて、健気な可愛い女の子だもんな!」


柊さんと言い合っていると、隼人さんが会話に入ってきた。


「隼人さんだけです!私のこと、可愛いなんて言ってくれるのは。」


「隼人…お前…」



「美樹ちゃん!お土産見にいかない?
さっき、可愛い店見つけたんだよ!」



「え!行きます!」


後を振り向いたら、眉間にシワを寄せて隼人さんを睨みつけている柊さんが立っていた。



(どうしたんだろ…あんな柊さん、初めて見た。)




「美樹…」


柊はふと呟いた。