部屋へ戻ると、布団は片付けられていて
朝食の準備がととのっていた。
「おー!お前ら遅いぞ!朝からデートもいいけど、集団行動忘れんな!」
「ちが…そんなんぢゃありません!」
「怪しい…なぁ、柊?」
「まぁ別にいいんじゃね?早く飯食おうぜ。」
「ちょっと、美樹!ゆーかに隠し事は無しだからね!」
「優香まで…本当、何もないんだって!散歩してただけだよ!
隼人さんも言って下さいよ!」
「ん?まぁ…何もなかった。とは、言い切れねぇなぁ。」
「隼人さんまで何言ってるんですか!」
ふと、柊さんに目をやると、私たちのことなんて全く興味がないみたいに、黙々とご飯を食べていた。
チクチク…まただ。
何なんだろう。この感覚。
