学校での話や、このメンバーの話をして終始、会話が途切れることはなかった。
「美樹ちゃんって…本当、可愛い!」
そうして、私のあたまをなでた。
(あ…これ、前にもあった。)
「美樹ちゃんはさ、好きな奴とかいんの??彼とかいたりする?」
「いえ!両方いません!!
まぁ、こんな取得のない女を好きになってくれる人なんていません。」
「そんなことないよ!!
美樹ちゃん、可愛いし、優しいし、
胸あるし、俺、美樹ちゃん好きだよ」
ドキッ…
「ちょ、隼人さん何言ってるんですか!からかわないでください!!」
「ん?俺は本気だけど?」
普通に会話してたのに、急に恥ずかしくなり会話はとまってしまった。
「戻ろうか。」
顔が火照ったままの私に、隼人さんがまた、頭をなでてくれた。
「照れてる美樹ちゃん、本当可愛い!」
「もぅ、止めて下さい!」
からかってるのか、本気なのか、
そんな私を見て笑う隼人さんにすこしだけ親近感を持てた。
