これが私の幸せなんだ。



「海だー!!」

旅館の近くに海辺があり、
みんなきゃっきゃっいいながら
海へ向かった。



シートを敷いて、
優香と隣に座って三人が騒いでるのを
笑いながら見ていた。


「やっぱり、松君大好きだなぁ。」

ふと、優香がつぶやいた。


「優しいね、松さん!!
あたしは応援してるからね!」


「美樹…有難う!」



「おーい!そこのお嬢ちゃんたちも、こっちおいで!」


松さんがあたし達に叫んだ。


「ちょっと恥ずかしいな…」

そぅ言いながら、羽織っていたタオルを脱いだ優香のスタイルの良さにあたしは
自分が惨めになった。


「うぅ!優香ちゃん、その水着超似合ってんじゃん♪♪スタイルよすぎ!」


「ちょ…松君止めてよ!!
恥ずかしいじゃん!!!!」


だれが見てもわかるよ、優香。
松さんが大好きだってこと。




そんな2人を微笑ましくみていると、
腕をつかまれた。


「美樹、行くぞ!…って、早く
その服脱げよ!!
それで海入るとか言うんじゃないだろうな??」


「柊さん…いやあ、だって優香見てくださいよ。
あんなモデルみたいな体型見たら、
中々行けませ…」


最後まで言う前に、服を脱がされた。


「きゃっ…」



「ぉ………。」



あたしの体を見て、
柊さんが止まった。


「な、なんですかその反応!
そんなあからさまな反応、
傷つきます。」


余計、恥ずかしくなり、
柊さんを置いてみんなのところへ駆け寄った。



「柊!なにしてんだ!」



「お、おう…」



「わ!美樹ちゃん、オッパイ大きいね!」


「隼人さん!!そんなことないです!早く、ビーチバレーしましょ!」