これが私の幸せなんだ。



にしても…お腹すいたなぁ。
急いでて、朝ごはん食べてくるの
忘れてた。

でもまだ10時前だし…
わがまま言えないしなぁ…



そんなことを想っていると
柊さんが突然くちを開いた。



「腹へらね?次のサービスエリアで
飯食おうぜ、飯!!」


「はぁ?まだ10時だぜ??
昼にしちゃ、早いだろ。なぁ、松!」


「そうだな…優香ちゃんと美樹ちゃんはお腹すいてる??」


「いや、「はい!とっても!!」


優香が断ろうとした上から、
私は思わず本音を言ってしまった。


一瞬、会話が止まった。
あれ?どうしよう…
そんな空気を一瞬で消したのは、
柊さんだった。



「ふ…ふはははは!!
美樹は、俺と一緒で花より団子だろ!」


「確かに…」

「ちょっと、優香!!」



車の中では、笑い声で溢れ、
サービスエリアでご飯を済まし、
旅館に到着した。