高校1年の春。
これから3年間の楽しい未来に、
胸を高鳴らせながら歩く桜でいっぱいの
並木道を、ワクワクしながら歩いた。
「綺麗…」
振り返ると、ピカピカのランドセルを背負って
立ち止まる小学生の男の子が立っていた。
私が、ニコっと微笑んだら、
その子も微笑んで私の方へ走ってきた。
「お姉ちゃんもピカピカの1年生?」
「そーだよ。ピカピカの1年生!」
そう言うとその子は嬉しそうに、
「友達100人作ろうね!」だけ言って並木道を
走って行ってしまった。
少しだけ、散ってゆく桜の花びら
を見つめて私は歩き始めた。
