短い冬休みも終わり、3年生の登校日数も減っていた。
「あー。松に会いたい。」
「仕方ないよ、松さん来週でしょ?受験。」
「だよね〜。ゆーかが支えてあげなきゃ!!」
1.2年生は変わりない学校生活を送っていた。
「この公式を使い〜…」
私の教室から見える屋上…
私と柊が出会った場所…
「!!桜井!聞いてるのか?!」
「え?!私ですか?」
突然呼ばれたから、びっくりして声を張り上げてしまった。
「お前、最近たるんでるんじゃないか?授業も聞きもしないで!!」
「すいません。」
周りの笑い声に少し顔を赤らめ、教科書を見つめた。
はぁ…何してるんだろ、私。
