これが私の幸せなんだ。



2人でベットに入り、甘い声で私の耳に囁かれる。


「美樹…」


「…んっ!」



甘くとろけそうな柊のキスに、思わず息が荒くなる。



「ん…はっ…柊…」


「美樹…可愛い…声、我慢しなくていいぞ。誰もいないから…」


「はぁ…あぁっ、しゅ…ぅぅ。」





私を抱いたあとは、いつも頭を撫でてくれる。

そして私が眠るまで、背中をトントンしてくれる。



それが何よりも安心した。





そして…少しづつ、少しづつ、
終わりの時が近いていた。