可愛い苺のイラストが入った便箋に、丸字の可愛い文字が並んでいる。
[柊のお嫁さんになれるなんて、夢みたいだよ!!
今日付き合って3年目の記念日!
卒業したら、結婚しようね!!]
あと2ヶ月半…それが私たちが一緒にいれる時間。
魔法が解けてしまう。
甘い甘い、2人の時間…
そんなことを考えてると、柊が部屋へ戻ってきた。
「悪い、待たせたな!!
美樹も入るか??」
「ううん。私、家で入ったから。」
「そっか!まだ夜の7時だしな…腹減ったし、飯でも行くか!!」
柊の車で、回転寿司へ向かった。
「おい、本当にいいのか?気を遣うことないんだぞ?」
「気を遣ってるわけじゃないよ?本当に回転寿司のお寿司がいいの!!」
一皿ニ巻で100円の回転寿司は、私の大好物だった。
「美樹がいいんならいいけど…」
それから食事を済まし、柊の家に帰ってきた。
