駅に着いたものの、まだ優香は
来ていない様子。
「寒い…」
外に居るのが寒くて、駅前にある小さなカフェで優香を待つことにした。
「ごめん!美樹!!」
「ん?いーよ!優香が遅れるのには、もう慣れた!」
「有難う!!美樹〜!!
さ、行こう!!」
それから、近くにある神社でお参りをしておみくじを引いた。
「げっ!ゆーか、凶だってぇ…
美樹はどう?」
「………。」
「ねぇ、聞いてる?」
私はじっとおみくじで引いた紙を見ていた。
「あー。美樹も、中吉じゃん!まぁ、凶よりはましか!って、美樹固まったままで、どーしたの?」
「…いや、何も。」
「じゃ、あそこに結びに行こうよ!」
大吉でない私たちは、みんなの結んであるところにしっかり結んだ。
