これが私の幸せなんだ。



「じゃ、1時間後ここで!」

「はーい!」


男湯と女湯で別れ、私は急いで服を脱ぎ、さっそく温泉に浸かった。



「うっわぁ…気持ちいい。

ジャグジーもある!サウナも、あれは露天風呂!!」


誰も露天風呂にいないことに気付き、体や髪を洗って、露天風呂に飛び込んだ。



「ふぅ…気持ちいい。いい湯だな〜♪」


誰もいないことに、私は貸し切りのように感じ、歌を歌いながらそのまま…







1時間半後。




「ごめん、柊…」


「美樹、はしゃいでたもんな、男湯にまでお前の声、聞こえてたし。」



気持ちよすぎて、温もりすぎたのかのぼせてしまった。



「ほら、飲め!」


「冷たーい!!」


「そういえば、旅行行った時もお前、のぼせて倒れてたよな。少しは学習しろよ!」


「うぅ。すいません。」

手渡されたスポーツドリンクを、半分位まで飲み干して、車に戻った。



「大丈夫か?」


「うん!ごめんね、迷惑かけちゃって…」


「よかった。それならいいんだ!


てか、腹減らね?」



「確かに…」


「よし!じゃ、ラーメン食いに行くか!」




柊の家の近くにある、小さいラーメン屋さんに着いた。


冷えた体を温めてくれた。



「お前、明日予定は?」


「何もないよ?」


「じゃ、軽くドライブでも行くか!」


「本当?やったぁ♪」



ラーメンを食べ終わり、海まで2人でドライブに出かけた。他愛ない会話が、私にとったら幸せすぎていた。


「なぁ…美樹?」


「なぁに?」


「今日…美樹、帰したくないんだけど…」


「え?!」


そして柊は、私の唇に優しいキスをした。