その後、優香は松君との約束があったから、私は帰宅した。
「まだ15時かぁ…」
何も予定がなく、ベットに寝転んで少し眠った。
…………
「ほら、美樹はちゃんと俺の横にいろよ?」
(誰?…柊?)
「俺には、お前が必要なんだ。
好きだよ、美樹…。」
「彼女は?」
「彼女?美沙子のことか?別れたって前にも言ったろ?あいつにも彼氏がいるんだよ。」
よかった…
こんな幸せなこと、他にないよ。
夢が叶った…よかった…
……………
「ん…。」
まただ。最近、柊の夢をよくみる。
いつも私の隣にいて、どこかで見たような場所にいつも2人、手を繋いで。
夢なら覚めないでほしいと、夢の中の私は何度もねがった。
