あれ…?ゆなが黙り込んでしまった。
さっき起きたからまだニュース何も見てないけど…そんなに凄いビッグニュースがやっていたのかな?
「さっきのニュースがどうしたの?」
「さっき、うちの近所の公園でナイフを持った不審者が出たってニュースがやってて…」
あっ…その不審者って…昨日あった不審者じゃん…もうニュースになるんだ。
でも、なんで私に電話をしてきてくれたんだ?
「そうなんだ…」
「それで、そこに被害者の私物が落ちてたみたいで、その落とし物が…私とゆのでおそろいで作った熊の人形だったの。」
えっ?
ホントに?
たったった。
自分の部屋に行ってカバンを確かめた。
「ない…熊の人形がない。」
「ゆの…もしかして昨日不審者に襲われた?」
ここまで言われたらほんとのことを言うしかないよね…
でも、時間がないし学校にいかなきゃ。
「詳しい話は学校で。じゃあ、後で…」
がちゃん
「いってきます。」
急いで準備をして家を出た。

