「夢音〜電話が優奈ちゃんから来てるわよ。」
「ん?ふぁ〜」
朝から電話かぁ。携帯にかければいいじゃん
…そっか、携帯はゆなの家に忘れて来ちゃったんだ。わざわざ家にかけてくる位の用事はなんだろう…
私は、寝ぼけながらリビングへ向かった。
「はい。夢音、繋がってるわよ。」
「うん。…もしもし?ゆな?どうしたの?」
「ゆの…昨日何かあった?」
なんだかゆなの声が震えているように聞こえる。
どうしたんだろう…
「昨日?なんで?どうしたの…声が震えているけど…」
昨日は不審者に襲われるは、みんなの人気者筑紫さんに家まで送ってもらうは色々あったけど…
さすがに誰にも言えないよね。
「さっきニュースで見たんだけど…」

