「私…どうしたの?…」

はっ!
つい、声が出てしまった。私はとっさに口に手を当てたけどそれが逆に気づかれてしまった…

「どうしたの?具合でもわるいの?」

心配そうに語りかけてくれた。
知り合って間もないのに笑顔を向けてくれたり、心配してくれたり、時にはわざわざ話しかけてくれたり。
私みたいな目立たない人に構ったりしたら同じように思われてしまうかも知れないのに。


「だ…大丈夫です。ごめんね…」

「ううん!よかった。」