俺はまた莉子と帰ることにした。

なぜかまだ一緒にいたいと思ったから。

それにもう暗くなってきてるからな。

てか、遅いな職員室までついて行くって言ったのに
玄関で待っててって言ったから待ってるけど。

遅いな



行ってみるか。
と、思って歩きだそうとしたら前から


「慎くーん!ごめんね遅くなっちゃって」


「いや、大丈夫」


上目づかいで言われたら誰だって許しちゃうだろ・・・


「慎くん大丈夫?顔があかいけど」

「え、あ、いや、大丈夫」


「えー本当に?」

「本当だって!行くぞ!」

顔見られんのが恥ずかしくて
莉子の手を引っ張って歩きだした。