日が経つのはあっという間だった。

書類を提出したり、新生活で必要な物を買い揃えたり。

いろんな事をやっていたら明日は、大学の入学式。

「やっとスーツ届いた!」

萌果が叫んでいる。

「スーツ? どうするの?」

「何、言ってるの? 入学式で必要だよ」

裕介が、ここが俺の家だよ、っと言う様に軽く言った。

「やばーいっ! 忘れてて買ってないよ!」
「え、どうするの?」
「よし、今からみんなで買いに行こ」

修杜が玄関から言う

お金を持って玄関に走る。