次の日、

雄ちゃんが起こしに来た。

「理帆、修杜早く起きろー」

「腹減ったー、」

「食事は抜きでございまーす、」

「死んじゃうよ?」

「大丈夫!」

相変わらずな二人、

「ほら早く熱測れ」

「「はぃはぃ、」」

「お前ら、反抗期かよ?!」

笑いが起こった。

「この間まで反抗期だったんでっ!」

ピピピピ♪

「そうですね、体温計見せてー、」

「「はぃ、」」

「修杜、36.4で理帆が36.8…っと、」

雄ちゃんが紙に書き込んだ。

「後でまた来るからな」

そう言うと雄ちゃんは病室を出た。