「じゃあ、明日に備えて早く寝ろよ!」

雄ちゃんがそう言うと電気を消された。

「理帆ちゃんナースコールいつでも押してね」

そう言うと二人は出て行った。

そして、いつの間にか修杜が寝ていた。

だんだん気持ち悪くなってきて目に涙が溜まってきた。

そんな時に見回りの実祐ちゃんが来た。

「理帆ちゃん、大丈夫?」

「気持ち悪い…」

少し泣き声で言う。

「吐いてもいいよ」

実祐ちゃんは、洗面器を口の近くに置いて背中をさすってくれた。

「ありがと…、」