「そんなん言うても、暑いんやもーん。圭吾溶けてまうー。」

可愛い子ぶった口調が…可愛いくない。それも当たり前で、彼は身長180センチもあるひょろ男。

正直、気持ち悪い。

「……消えてくれへん?」

ビシッ。

「マジシャンちゃうから無理ッスね。」

スパッ。


「もー知らん。好きにしやがれー。」

めんどい。

そう諦めてノボルはタオルを顔にかけて寝転ぶ。