ニヤニヤしてる慎が昴をつっついてる。



「コイツ好きな人できたらしいんすよ♪」


「え!?ほんと?誰!?」



更にニヤけた慎が
「ほら言えよ!」
昴の背中を押した。



あたしの目の前で止まった昴を見つめた。



すると昴が白状した。



「あの……綾サンって彼氏いるんですか?」




「え…えっ綾?いないよ!?…ってエッ!?もしかして…エッー?昴の好きな人って…」


「そう!綾サンだって!」


昴の代わりに嬉しそうに言った慎。






「お前マジ声でかすぎ!」


昴が慎を睨みつけてる。


あたしも嬉しくなって昴の手をブンブン揺らしながら飛び跳ねてた。






「協力してあげる!綾まじイイ子よ!…あ、綾にメアド教えてみていい?昴の教えて?」




そう言うと昴は照れながら教えてくれた。










綾も昴を気に入ってるのはマダないしょ♪