お姫様だっこ





暖かい大きな体があたしを包み込んでいた。





智也に…




優しく抱きしめられてしまった。





戸惑うあたしに




「今だけ胸貸してやるよ。特別だぞ?一人で涙流すのはナシ!」




そう言った。





研以外の男に抱き締められてしまった…





でもなんだか…




凄く暖かくて。




少しの間だけ動かないでいたんだ。





ほんの少しだよ?



その、ほんの少しの間に…










誰かに見られてたなんて気づきもしなかったんだ…――