辺りは薄暗い。


当たり前か。


もう11月だし。



あー、桐谷先輩に会いた…



「うああああああっ」


マネに入りたいんだった!!


テカッちゃんのせいだ!!



私は、走った。


「バスケッ!!バスケッ」


ドン!!


「バッ、いったぁ……」


「あ、わりぃ大丈夫?」


低音ボイス、聞こえてきました。


私は尻餅をついて。


ぶつかったヒトは、立った状態。


私が、悪いのだが。


私は、上を見上げる。


「…っ」