外はやっぱり寒くて、 白い息をはきながら コンビニへと向かう。 「上着着てくれば良かったな…」 「待てよ、由紀」 振り向くと、 バサッと何かが飛んできた。 「それ着とけ。寒いだろ?」 「家で待ってて良かったのに」 ホントは嬉しいくせに 口では反対のことを言ってしまう。