くすぐり攻撃は続いたまま。 あたしは耐えられなくなって 好物で釣る作戦に出た。 「肉まん!肉まん奢るからぁっ!!」 やっと手は攻撃を止め、 あたしの足は解放された。 「今すぐな。」 玄関まであたしの手を引いて 連れていった遠矢兄ちゃんは 自分の部屋に帰っていった。 「はぁ…また外出るのかあ 行ってきまーす」