その声で、受話器越しにハルキが笑ったのがわかる。 そして、それにとても安心した。 心の奥がじんわりと温まるような……。 「あ!」 そんな時、ある事を思い出した。 「な、なんだよ!?びっくりすんだろ!!」 「ご、ごめん!今日ね、ハルキにそっくりな人に会ったから」 「そっくり?」 怪訝そうな声でハルキが聞き返す。