「ホントにしてないよね……?」 少し間をあけて、不安になりながら、戸惑いがちに口を開いた。 「してねえよ。俺は真子だけ。信じろよ?」 真剣な声。 そして強引な“信じろよ” そう言われたら信じるしかないよ。 「うん、信じる」 私はゆっくりと頷いた。 「よし!いい子だな、真子」