家に帰って、だらだらとテレビを観て過ごす。 何度も何度も時計を眺めては時間の進みの遅さに落胆する。 そしてシャワーを浴び、9時からのドラマを観終えてやっと10時に。 10時になったと同時に携帯の着信音が鳴り響く。 携帯を持って自分の部屋に入ると慌てて通話ボタンを押す。 相手は見なくてもわかる。 ハルキだ。 「はい!もしもし!」 私が声を出した瞬間、ハルキのクックッという笑い声が聞こえる。