私の答えに柔らかな笑顔を見せる類さん。 凄く優しい笑顔。 類さんの性格はきっと、この笑顔みたいに優しくて、純粋なんだろうと感じさせる。 しばらく2人で並んで座って、たまに会話をポツリポツリとしてゆったりとした時間を過ごした。 「あ、私そろそろ帰りますね」 私は立ち上がってスカートに付いた芝を払う。 「うん、僕はよくここにいるから待ってる」 私を見上げて類さんは微笑む。 陽光に照らされたその笑顔はとても輝いていた。