「ハルキ」 すぐ横まで駆け寄ってもう一度呼びかける。 すると、不思議そうな顔をしてハルキが振り向いた。 「人違いじゃないかな」 それだけ言うと再びスケッチブックに視線を戻す。 人違い? この人はハルキじゃないの? こんなにそっくりなのに……。