「彼氏出来たんだ……」




少し照れながら告げると、奈菜は目を丸くした。




「ほ、ホントに!?」




大きな声を出した奈菜の口を慌てて押さえる。




そして、シーっと人差し指を口に当てると奈菜は頷いた。




「で、誰なの?」




そう言われて、私はハルキとの事を話した。




「わぁ!よかったね!」




奈菜は自分の事のように喜んでくれた。