「え!?ハルキって今日誕生日だったの?」 「あぁ、そうだけど」 やや前のめりになりつつある私をよそに、ハルキは事もなげに言う。 「何で言ってくれなかったの?」 言ってくれたらお祝いしたのに……。 プレゼントだって用意したかった。 「20なんて、もう祝ってもらう歳でもないだろ」 ぶっきらぼうに言ったハルキはカクテルを口に含んで眉根を寄せる。 「世の中の奴らはよくこんなの好んで飲むな」