青い月の夜に



「お、久しぶりな顔だな」




カウンターでグラスを拭いていた若いバーテンダーがハルキを見て笑顔を見せた。




「しかも女の子連れか」




「うっせぇ、浩介」




私に視線を向けた浩介と呼ばれたバーテンダーにハルキは吐き捨てるように言った。




浩介さんは苦笑いを浮かべている。




「一匹狼のお前が珍しいな」




そう言って浩介さんはもう一度私に視線を向けた。




ハルキは答えない。