「何で明日も夜なの?昼間の方が都合いいんだけど」 そう言いながらハルキの小指に自分の小指を絡ませる。 触れた部分が熱い。 「んー、夜しか会えねえんだわ、俺」 指を絡ませたまま、ハルキが笑う。 少しその笑みが悲しげに見えたのは気のせいだろうか。 私は気付かなかったふりをして頷いた。 「うん、わかった」 なんだか私まで切ない気持になった。