「ちょっと、ひどい!」 私もハルキに向かって海水を蹴りあげて水しぶきをたてる。 思いっきり顔に掛って、ハルキが顔を引き攣らせる。 「……」 無言のまま、そっぽを向いてしまったハルキ。 怒らせた……? 不意に不安になって、そっと近づく。 「よっしゃ、捕まえた!」 その瞬間、ハルキの腕が私の体に回り、捕まった。