ハルキは私達がまだ離れられるうちに消えようとしているんだ。 離れられなくなってから消えてしまって、私がボロボロにならないように……。 立ち直れなくならないように。 だから、私が笑って見送れる私でいるうちに決断したんだ。 ハルキの優しさにまた涙がこぼれる。 涙がどんどん溢れてくる。 ハルキ、ありがとう。 大丈夫だよ。 私は今日、ちゃんと笑顔を見せるから。 だけど今は泣かせて……。