もしかして、明日が最後じゃないよね? 違うよね? 違うって言って……。 私は頭を振ってネガティブな考えを追い払う。 「大丈夫だよ。明日、どこで待ち合わせする?」 精一杯、明るい声で答えた。 「夜の9時に、いつものバーで」 静かな声のトーンのハルキ。 私は自然と掌をギュッと握りしめていた。