「“さん”はいらねえ」




街灯の優しい明りで彼の金色の髪がキラキラと光る。




そして、光と影のコントラストが彼の端正な顔を余計際立たせる。




私はその美しさに息を呑む。




「ハルキ……」




そして、無意識に彼の名前を呼んでいた。




「よく出来ました」




彼は満足げに笑うとチュッと私の頬にキスをした。




一瞬の出来事に呆然とする私。