「何か飲む?」 唇を離したハルキが笑顔で、今度は額を私の額にくっつけて至近距離で聞いてくる。 吐息がかかってくすぐったい。 「うん」 私も笑顔で頷く。 それを見たハルキは立ち上がって部屋の隅のキッチンへ向かった。 「げ、ジュース入ってねえし!」 冷蔵庫を覗き込んでいたハルキが怪訝な声を発する。 「ちょっとコンビニ行ってくる」