「真子は可愛い」 その言葉に、心臓が跳ね顔が熱くなる。 電話でよかった……。 ハルキに見られたら恥ずかしいもん……。 「そ、それよりね、ハルキに会わせたい人がいるの」 話題を変えようと、早口で告げる。 「……俺に似た男に?」 私が言う前にハルキが低いトーンの声で言い当てる。 「え……?何でわかったの?」