「あっ、怪しい者ではありませんよ」 そんなことわかってますよ、だってこんな爽やかで眼鏡が合うイケメンが怪しかったら陸にだって近寄らないし。 「あ、すみません!ここ立ち入り禁止ですよね?今出ます」 「いやいや、大丈夫ですよそんなの。鍵、僕しか持ってないですし。規則なんて破ってなんぼですよ、ね?」 そんなちょっと黒い笑みを浮かべた顔でわたしに聞かないで下さい…。