視線の先に。



でも、それは仕方ない事だ。

陸は彼女しか見ていない。
こんかただの幼なじみを見るわけないよ。


「どうしたんですか、何か悩みでもあるのでしょうか?」

「えっ…」

「いえ、さっきから相澤さん、溜め息ばかりついていたので」


わたし、そんなに溜め息ついてたの?