「果たして…うまくいくかなぁ〜?」

ニソッと笑う兄狼…。
最悪な性格してるよ…。
そんなんじゃ、絶対にモテないよって余計な心配をしてしまった。


その後、数歩近づいた兄狼は…。


「行くぞ!!」

と叫び、

「うん、兄ちゃん!!」

と、弟が応じて兄弟の狼は、私達に突撃してきた。


「えいっ…えい!!」

私は、枝を兄狼に目掛けて突き、交わされると、木の裏側に回り込み、再度突きを試みた。

兄狼は、俊敏に私の攻撃を交わす。
しかも、笑みをうかべて余裕タップリにだ。